2021/09/28 15:26
今では幻と言われるほど稀少となった四万十川産の天然鰻。
自然のものなので、大きさ形は不揃いですが、四万十の雄大な自然の恵みを受けて育った旨味は格別です。
「土佐のいごっそう」のこだわり、天然鰻漁
天然鰻は初夏から秋にかけて、「はえ縄漁」「ころばし漁」という四万十川伝統の漁法で漁を行います。
「はえ縄漁」では、川に生息しているはやんぼ(ハエ)を輪切りにして4〜5本のハリスに餌として仕掛け、翌朝に仕掛けを回収します。
「ころばし漁」では、竹で編んだ直径5〜7cm・長さ70cmほどの筒状の仕掛けを夕方に水中へ仕掛け、翌朝に引き上げます。仕掛けの内部には、一度入ったウナギが逃げられないように「コジタ」という返しがついており、この中へ川エビなどを餌として入れます。場所によっては、板を打ち合わせた細長い木箱(箱ウエ)を使うところもあります。
「いごっそう」とは土佐弁で頑固で気骨のある男性のことを指します。
四万十川をこよなく愛するベテランの漁師さんたちは、温情な土佐のいごっそうの方々ばかり。それぞれに受け継いだこだわりのを持って漁を行っています。
四万十郷では漁師さんたちから仕入れた自慢の天然活鰻を、職人が1尾ずつ丁寧に調理してご家庭へお届けしています。
ぶりっとした歯応え。これぞ究極の鰻!
四万十郷では、天然鰻の旨味と歯応えを残すために、蒸しにかけずにそのまま白焼きにしています。蒸しの工程を省くことで、素材そのままの食感や風味が損なわれることなく、脂ののったブリっとした歯応えをご堪能いただけます。
また、活鰻を背開きに捌いているため、柔らかな身がくずれにくいこともポイントです。
天然鰻は、シンプルに「塩」や「わさび醤油」で召し上がっても風味が違います。
お好みで薬味をまぶし「白焼きたたき」として、また当店秘伝の「自家製蒲焼のたれ」で焼き上げて蒲焼としても、もちろん最高です!
今夜は天然鰻でちょっと贅沢に…